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 漫画の100冊「ワクワク」の1 

さるとびエッちゃん
(石ノ森章太郎)

 少し前まで、女の子の定番だったのがこの作品。なみはずれた体力、超能力、どこからか飛び出してくる不思議な道具。こんなになんでも揃うと普通はイヤミだろうけど、エッちゃんのかわいらしさ、不思議さがそこをカバーしている。なんせ夢がある。愛がある。ほのぼのと心にしみるね。初期の辺りが特にいいよ。
11人いる
(萩尾望都)

 一時は本当にカリスマ的存在として少女漫画界に輝いていた彼女。透明感溢れる作品を続々生み出していた。その代表作がこれ。宇宙空間に旅立った少年たちが、いつの間にか1人多くなってしまった仲間(敵?)と極限の状況下を生き抜くというSF。SFを感じさせないリアルな臨場感とキャラの存在感がベリーグッ!
みきおとミキオ
(藤子(F)不二雄)

 偶然未来世界に紛れこんだみきおが出会ったのは、姿形が自分と同じもう1人のミキオ。2人は互いに入れ替わり異世界を楽しむが…。平凡な少年みきおが未来世界では大ヒーロー(未来人は体力が退化&計算機に頼りすぎてかけ算とかが苦手)というシチュエーションと、未来世界の日常生活描写が秀逸。忘れられた名品だ。
やけっぱちのマリア
(手塚治虫)

 不良少年やけっぱちから分離したエクトプラズムが、密造ダッチワイフに飛び込んで…。ゲゲゲの展開で、いきなり美少女マリアは誕生する。ただし、性格はやけっぱちそのもの。口は悪いは、ケンカはするは。でもなんせ美少女なのだ、色っぽいのだ。性教育色が濃い作品ではあるが、せつないエンディングが泣かせる。
ボクの初体験
(弓月 光)

 自殺した英太郎が目覚めてみると、絶世の美少女春奈に生まれ変わっていた。脳移植の結果、第二のハチャメチャ人生を歩むことになった英太郎の苦難の日々。ギャグのキレ、展開のドギツサともに満点だ。青年誌に移ってエロばかりが目立つようになったが、少女誌の頃の弓月さんのは実に笑えた。読まなきゃソンだ。
ナオミあ・ら・かると
(弓月 光)

 色っぽさと下品さを込めて突っ走る、3ページに1回は笑える傑作。設定はよくある二重人格ものなのだが、勢いがあればそんなことどうでもいいがねとばかり、ひたすら主人公・昇を絶望の淵に追い込んでいく作者のサディズムが傑作を生んだ。当時は生粋の少女漫画家だったのに男性ファンを多く作った弓月氏ならではの名作。



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