「1192.be」へようこそ!
このページでは、イイクニ的な情報を少しずつ集め、
イイクニづくりのカケラ的データベースを作るのが目標です。
しばらくさぼってましたが、2009年秋から再スタート中。



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昔遊び紹介・その3
[ペコタンポコタン](ペコポコ)

○イイクニづくりは子どもの遊びから、ということで今回も、昔の子どもの遊びを紹介しますよ。しますとも!

「♪ペッコタ〜ン、ポッコタ〜ン、だ〜れがつっついた〜かな? ペッコポン!」というかけ声というか歌というか、最後のペッコポンというところでオニをつっつくところから始まるかくれんぼ。(かけ声についてはこのムービーを参考にしてください)
かくれてから後は「缶けり」とほとんど同じなので、誰にでも親しみやすいのではないでしょうか。昭和40年代には関西のあちこちでやってた遊びで、子どもたちの明るい歌声に大人たちも笑顔になるというか、なんせほほえましい遊びです。缶けりに比べて狭いところでできるので、遊び場所を選ばない。むしろちょっとした路地の入り組んだ横町のようなところでやるのがおもしろいですよ。

    1ひとりオニを決めます。普通はジャンケンで。このとき決めるオニは、いわば仮のオニです。(4、5人からできる遊びですがある程度の人数がいたほうが楽しめます)
    2スタート地点として、電柱、よりかかれるような木、壁など数人が手で押しても大丈夫な場所を1カ所決めます。壁の場合は、最終的にでん(タッチ)をつく範囲を決めておきます。
    3オニは目を閉じてどちらかの二の腕で顔を覆うようにして、肘から先をスタート地点にくっつけるようにして他のみんなに背中を向けます。他の子たちは、オニの背中に片手を伸ばせば届くような位置に立ってオニを囲みます。
    4「♪ペッコタ〜ン、ポッコタ〜ン、だ〜れがつっついた〜かな? ペッコポン!」というかけ声の最後のところで、誰か一人がオニの背中をつっつきます。つっつく人はあらかじめ決めておいても、アドリブで誰かが急につっついても、あるいは他の人の手を無理矢理つかんで背中を押させてもかまいません。
    5背中をつっつかれたら、オニは素早く振り返って、誰がつっついたのかを推理します。で、だいたいの目星をつけたら(このときはまだ誰が犯人と思ったかは言いません)、走って数分で戻ってこれる範囲のどこかの場所を指定します。たとえば、「お宮さんのこまいぬ」だとか「交番の前の郵便ポスト」だとか「バス停」だとか、誰もがわかる場所でないといけません。推理に自信があれば遠くの場所を(常識的な範囲で)、自信が無ければ近くを指定します(理由は下ですぐわかります)。
    6場所を決めたらオニは、背中をつっついた犯人と思った人を指さしてその人の名前を言います。ここで犯人が当たっていれば、犯人が指定の場所まで走っていかないといけません。この段階でその人が本当のオニということになります。犯人だと思った人が間違っていれば、責任をとって間違えたオニ本人が走っていきます。ここからは缶けりと同じで、オニが戻ってくるまでの間に、残った人は散り散りバラバラ、あちこちに隠れるわけですね。
    7オニは、戻ってきたら、スタート地点にでん(タッチ)をつきます。それから隠れてる人を探します。見つけたら、スタート地点までまた走っていって、その人の名前を言ってでんをつきます。その人はそれでアウトということになります。逆に見つかった人がオニより先にスタート地点にでんをついたらその人はセーフです。缶けりと同じでオニのすきをついて、スタート地点にでんをついた人もセーフです。
    缶けりとひとつ違うのは、このとき誰かがセーフになっても、ゲームがリスタートするようなことはありません。アウトもセーフもいったん確定すればそこから変わるようなことはないのです。
    8ゲームの終わり方。アウト・セーフ含めて全員が出てきたところでゲームは終了です。また、オニは、ひとりでもアウトにしたらその後のゲームは放棄してギブアップすることもできます(ひとりだけ見つけて終わるというのは反則に近い行為でバカにされるので、通常は2人か3人アウトにするまではギブアップしません)。
    9アウトになった人だけでジャンケンして、次の仮オニを決めます。→で、また上の2に戻ってスタートしていくわけです。けっこうな大人になってからも昔を思い出してやってみたりしましたが、異様に盛り上がります。同窓会等でもオススメです。

    ペコポコのいいところ。缶けりの場合、缶をけれるような場所ということは見通しのいいところなわけで、見つかってから後は缶までかけっこするというけっこうな体力勝負になります。ペコポコの場合は例えばスタート地点のすぐ裏に隠れてオニの意表をつくようなこともできるので、体力差・年齢差のある子どもが一緒に楽しく遊べます。昔とは時代が違うので、全然関係のない他人の家の壁をスタート地点にしたりしないように注意はしてください。

    ●遊んでいるもようのムービーはこちら(上のリンクのムービーと同じものです)


 いわゆる昔遊びというやつは、子ども同士が互いの個性や能力を把握し合ったり、社会生活の基礎を学んだり、友だちといるって楽しいなぁとか思えるようになったり、自分の能力の限界に気づけたり、グループ内での役割分担上の自分のポジションがそれとなくわかったり、などなど、子どもを育む上で欠かせないものです。
 このページでは、昭和40年代の、大阪は松原市近郊のローカルルールを中心に、全国の友人たちからの情報を加味しつつ、昔遊びの紹介をしていきたいと考えています。

●昔遊び紹介その2・みつびしのページへ

Last Up Date 2011_9_16